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2016年10月号

白糸の滝

お手元に10月号が届いたことと思います。
俳句深耕は、中島徹さん。動物を詠んだ俳句に興味があるそうで、その考察の第1回目です。
特別作品は、間島律水さんと西浦佳苗さん。
随想は、服田弘子さんが、亀山を描いた広重の浮世絵について書いてくれました。
愛誦の一句は、寺井治さん。採り上げてくださった波郷句は、私も愛誦する一句。
ちょうど今時分の秋晴れの空を見ると、口をついて出てきます。
11月の年次大会と恒例の誌上賀詞交換のご案内も掲載しています。
こちらもご確認ください。

写真は、「おくのほそ道」の旅の一枚。最上川下りの舟から撮った白糸の滝です。
白糸の滝は青葉の隙隙(ひまひま)に落て」と芭蕉の書いている通りですね。
由緒ある滝です。
12 : 02 : 02 | 編集部日乗 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

おくのほそ道写真帖 2016

旅の写真帖をご覧に入れます。

1-1 月山に雲

【1日目】生憎の天気で、月山には雲が。


1-2 雨の羽州街道・袖崎

【1日目】静かでさびしい秋の雨。羽州街道・袖崎。


1-3 蕎麦と稲

【1日目】稲は稔り、蕎麦は花咲き。


1-4 雨の最上川

【1日目】蟋蟀の声を聴きながら、雨の最上川を眺めました。


2-1 熊注意

【2日目】思わずヒヤリと。冷たい汗が・・・。


2-2 猿羽根トンネル

【2日目】猿羽根トンネル。峠越えの旧道は不通でしたので、こちらの国道を進みました。


2-3 田中の道

【2日目】稔り田のなかを、ひとり傘さして。


2-4 案山子

【2日目】案山子の笑顔に、ほっとさせられました。


3-1 本合海

【3日目】本合海。芭蕉と曾良の乗船の地。二人の像は天を仰いでいます。


3-2 晴天の最上川

【3日目】ようやく晴れました。


3-3 子規句碑

【3日目】最上川下りの船乗り場には、子規の句碑も。


3-4 出船待つ

【3日目】まもなく出発です。


3-5 水みなぎつて

【3日目】水みなぎつて舟あやふし。


3-6 無人駅の夕暮れ

【3日目】南野駅。たったひとりで電車を待ちました。


4-1 本間家別荘

【4日目】本間美術館の隣にある清遠閣。豪商・本間家の昔が偲ばれます。


4-2 日和山の芭蕉像

【4日目】日和山公園の芭蕉像。


4-3 最上川河口と日本海

【4日目】最上川河口、その向こうに日本海。出羽三山を越えてから、またこの場所に立ちたいです。
12 : 04 : 01 | おくのほそ道 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑

おくのほそ道探訪2016 4日目

8時、酒田、晴れ。
本間美術館の展示を観たあと、日和山公園へ。
ここからは、最上川が日本海へ注ぎ込む様が望めます。
よく考えたら、日本海を見るのは初めてです。
しみじみと胸に満ちてくるものがありました。

ところで、この酒田、
本来ですと、もっとあとから訪ねるはずの街です。
芭蕉の道筋は、私が昨日到達した狩川、
そこから羽黒山、月山、湯殿山と出羽三山に登って、
下山後、鶴岡から酒田へと抜けています。
今回は宿の予約や旅できる日数の関係上、狩川から一足飛びに酒田に来てしまいました。
出羽三山は、来年に回します。
出羽三山に登ってから、改めてこの酒田まで至り、日和山公園から日本海を望めば、
今日とはまた違った感慨が湧くことでしょう。
その日を楽しみに、今回の旅はこれにて終了です。

最上川の悠々とした流れ、山並みの青さ、一望の稲田、
今回も大きな自然を感じながらの旅でした。
出がけに読んだ芭蕉の「鹿島紀行」の冒頭に、
「ほそはぎ(細脛)のちからをためさんと」という一節があるのですが、
歩いている間じゅう、それがずっと意識の隅にありました。
大きな自然に比べれば、「ほそはぎ」の人間など、わずかな一点に過ぎません。
いつかは自然のなかに取り込まれてしまう一点です。
実にさびしいことです。
しかし、都会で慌ただしく暮らしていると、そのことをつい忘れてしまいます。
私がおくのほそ道を歩くのも、一点の存在としてのさびしさを思い出し、それに浸りたいがためと言えるかもしれません。

と、つい感傷的になってしまうのが悪い癖。
ちょっと芭蕉の旅を真似てみたくらいで、思い上がってはいけません。

次回は、出羽三山です。
「ほそはぎのちから」が本当に試されます。
いまから鍛えておかないと。
それではまた、来年に。
13 : 22 : 32 | おくのほそ道 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

おくのほそ道探訪2016 3日目

8時半、升形駅を出発。
薄い霧がかかっています。

40分ほどで、本合海(もとあいかい)着。
芭蕉が最上川下りの舟に乗りこんだ場所です。
天を仰いだ芭蕉と曽良の像があります。
現在の舟乗り場は、もっと下流なので、先を急ぎます。
次第に青空がのぞいてきました。

11時、戸澤船番所。
乗船手続きを済ませて、食事処で蕎麦の昼食。
昨夕の蕎麦とはまた違って、やや太めで野趣あり。これもまた旨し。

さて、いよいよ最上川下りです。
芭蕉のときは「水みなぎつて舟あやふし」だったそうですが、今日も同じで、濁った水がみなぎっています。先日来の雨のせいです。
再び澄むには10日ほど晴れないといけないと、船頭さんが教えてくれました。
その他にも、右を見ろ、左を見ろと、マイクでいろいろと教えてくれます。
時にはギャグも出ます。
最上川舟唄はさすがでした。
船頭さんの節回しに合わせるように、両岸の草や木が風にざわめき立ちました。
40人乗りの船に客8人だけの、ゆったりとした川下りは、約1時間で終了。
草薙で船から上がりました。

その後、国道を歩いて、15時に狩川着。
ここが今日の目的地です。
五里、20キロほど歩きました。

宿はすこし離れた酒田に取っています。
そこまで電車で、と見ると、5分の差ですでに出てしまったあと。
次の電車は、2時間後…。
仕方ないので、時間潰しも兼ねて、もうひと駅分、酒田方面へ歩きました。

16時、南野駅着。
稲田のなかの無人駅。
暮れてゆく空を見ながら、50分ほど電車待ち。
ひとりきりの秋の暮。

17時半、酒田駅着。
今夜のお供は、亀の尾というご当地の米を使った吟醸酒。

20 : 24 : 33 | おくのほそ道 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑

おくのほそ道探訪2016 2日目

8時、大石田を出発。
新庄を目指します。
曇り、すこし肌寒いです。

羽州街道をしばらくゆくと、
ありました、「熊出没注意」の看板。
思わずひやりとしました。
割と人家もある街道沿いの集落なのに、本当に出るのでしょうかね。

猿羽根峠への入口に到着。
芭蕉はもちろん、かのイザベラ・バードも通ったという峠越えの旧道が残っているとのこと。
熊が気掛かりではありますが、折角だからと勇んで歩を進めました。
が、すこし行くと封鎖のロープが。
不法投棄が横行しているため、通行止めとのこと。
そこから先は、草が茂っていて歩けそうにありません。
残念ですが、折り返して、県道を進みました。

12時、新庄の手前の鳥越八幡宮で昼食。コンビニのおにぎり。
13時、新庄着。
小憩してから、その先の升形を目指しました。

折からの霧雨に、傘をさしながら、稔り田を貫く農道をゆきます。
体育の授業でしょうか、ジョギングの高校生たちとすれ違いました。
と、驚いたことに、彼らが口々に挨拶をしてくれるんです。
素朴で健気ですね、感心しました。

14時半、升形駅着。
今日はここまで。
新庄に戻る電車を調べると、なんと2時間も先!
ぼんやり待ってもしょうがないので、また歩いて新庄に戻りました。

16時半、新庄着。
九里、36キロくらい歩きました。
雨があがって、稔り田の上に夕焼の空が広がりました。

夕飯は、新庄駅に併設の蕎麦屋で。
新しいお店です。
鴨つけ蕎麦、絶品でした。
さすが蕎麦どころ。
19 : 28 : 30 | おくのほそ道 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

おくのほそ道探訪2016 1日目

おくのほそ道を歩いて訪ねる旅も、今回で10回目。
昨年の到達点・天童から出発です。

10時、天候は曇、すこしひんやりとしていますが、
歩くのにはこれくらいがちょうどよい。
羽州街道を北上。
左手前方の月山は、厚い雲をかぶっています。
11時30分、さくらんぼ東根駅着、昼食。

予報では、午後から雨とのこと。
しかし、時折青空が覗くようになりました。
なんとかこのままで、と念じ続けたものの、
14時過ぎから、ぽつぽつと。
雨は面倒です、傘をさしながら歩くのが。
でも一方で、濡れた秋草の風情は、また格別。
芒、萩、秋明菊、曼珠沙華…、野の花に目を楽しませながら歩きました。

16時30分、目的地である大石田に到着。
最上川の舟運で栄えた町です。
今日の最上川は、雨で濁っていました。
誰もいない河原に傘をさして佇めば、
身に沁み通るような蟋蟀の淋しい声…。

靴もズボンの裾も湿っていて気持ち悪いので、早々に宿へチェックイン。
七里、28キロほど歩きました。
まずまずの出だしです。
今夜のお供は、出羽桜。


19 : 19 : 47 | おくのほそ道 | トラックバック(0) | コメント(6) | page top↑

明日から・・・

明日から、おくのほそ道探訪に出かけてきます。
今回は、山形の天童から歩きます。
(これまでの旅のレポートは、カテゴリのところにあります)
足の準備が十分ではないので、
故障なく歩けるかどうか・・・。
また様子をご報告します。
14 : 59 : 55 | 編集部日乗 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

新企画

一本だけ

公園に曼珠沙華が一本だけ咲いていました。
いつしか蝉の声も、数えるほどに減ってしまいました。

編集部に新加入の今泉礼奈さんが、
誌上での新たな企画を提案してくれました。
俳句を読むことに重点を置いた企画です。
来年の1月号から掲載を始める予定です。
執筆は南風集会員の方にお願いしたく、
これから声をかけてゆきます。
指名された方は、ぜひともご協力ください
きっと勉強になるはずですよ。
11 : 47 : 35 | 編集部日乗 | トラックバック(0) | コメント(8) | page top↑

しだいに秋

萩と芒

すこしずつ秋めいてきました。
萩の花が咲き始め、芒も穂を出しました。
個人的なことですが、芒ではわりと句ができるのに、
紅葉ではあまりできません。なぜでしょうね。
華美に過ぎるからでしょうか。
今年の秋は、紅葉に挑戦してみます。

9月11日(日)は、中央例会です。
いつもの通り、天満橋のエルおおさかにて、13時より、3句出句です。
南風会員であれば、どなたでも参加できます。よろしくご参集ください。

南風誌上にも掲載していますが、11月の年次大会は、横浜で行います。
山下公園、港の見える丘、外人墓地、中華街、元町商店街・・・、
こう聞くだけでそそられるものがありませんか?
ぜひ多くの方にご参加いただきたいです。
句会の申込みは不要ですが、
その後の中華街での懇親会に参加希望の方は、村上までお知らせください。
17 : 03 : 36 | 編集部日乗 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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プロフィール

村上鞆彦

Author:村上鞆彦
南風俳句会主宰・編集長。1979年、大分県宇佐市生まれ。現在、東京・葛飾区在住。句集『遅日の岸』(第39回俳人協会新人賞受賞)。

★☆随時、会員募集中☆★
「南風」の見本誌請求(1冊500円 +送料)、お問い合わせ、村上へのご連絡は、hayatomo_seto@yahoo.co.jpまで。

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