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津川絵理子

水筒の水大揺れに初登山 絵理子

津川絵理子(つがわ・えりこ)について紹介いたします。

現在の「南風」主宰。昭和43年、兵庫県明石市生まれ。
平成3年、「南風」入会、鷲谷七菜子・山上樹実雄に師事。
平成19年、第1句集『和音』にて第30回俳人協会新人賞受賞。同年、第53回角川俳句賞受賞。
平成24年、「南風」副代表に就任。
平成25年、第2句集『はじまりの樹』にて第1回星野立子賞、第4回田中裕明賞受賞。
平成26年、「南風」主宰に就任。
平成31年、主宰退任。

句集に『和音』 『はじまりの樹』 『津川絵理子作品集Ⅰ』。

何気ない日常のなかから新鮮な俳句を紡ぎ出す生き生きとした感受性が高く評価されています。


 腕の中百合ひらきくる気配あり
 見えさうな金木犀の香なりけり
 真清水を飲むやゆつくり言葉になる
 切り口のざくざく増えて韮にほふ
 教室の入口ふたつヒヤシンス
21 : 19 : 35 | 南風俳句会について | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

山上樹実雄

水引草隠れごころもめでたしと 樹実雄

山上樹実雄(やまがみ・きみお)について紹介いたします。

「南風」前代表。昭和6年、大阪生まれ。
昭和23年、「馬醉木」入会、水原秋桜子に師事。昭和24年、「南風」入会、山口草堂に師事。
平成8年、第4句集『翠微』にて第35回俳人協会賞受賞。平成15年、第5句集『四時抄』にて第3回山本健吉文学賞、
第3回俳句四季大賞受賞。平成16年、「南風」代表に就任。
平成26年没。

句集に『定本 眞竹』 『白蔵』 『山麗』 『翠微』 『四時抄』 『晩翠』 『春の顔』。

「いま生きてある実感」に根ざした温もりのある句風。豊かな俳諧性も特徴です。

 万緑のどこに置きてもさびしき手
 瀧のおもてはよろこびの水しぶき
 咳をして死のかうばしさわが身より
 傘(からかさ)のねばり開きや谷崎忌
 頬骨に保たれてけふ春の顔
21 : 16 : 52 | 南風俳句会について | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

鷲谷七菜子

行き過ぎて胸の地蔵会明りかな 七菜子

鷲谷七菜子(わしたに・ななこ)について紹介いたします。

二代目「南風」主宰。大正12年、大阪生まれ。
父は上方舞楳茂都(うめもと)流三代目家元・楳茂都陸平。(四代目家元は片岡愛之助丈が継承)。
昭和17年、「馬醉木」入会、水原秋桜子に師事。昭和21年、「南風」入会、山口草堂に師事。
昭和53年、第3句集『花寂び』にて第2回現代俳句女流賞受賞。
昭和59年、第4句集『游影』にて第23回俳人協会賞受賞。
同年、重患の草堂の指名により「南風」主宰を継承。平成16年、「南風」主宰を辞任。
平成17年、第7句集『晨鐘』にて第39回蛇笏賞受賞。平成19年、断筆を宣言。
平成30年、3月8日死去。享年95。

句集に『黄炎』 『銃身』 『花寂び』 『游影』 『天鼓』 『一盞』 『晨鐘』 『鷲谷七菜子全句集』等、
随筆集に『咲く花散る花』 『遥映』等。

古典的な美意識を独自に昇華させた艶麗かつ静謐な作品世界を築きあげました。

 牡丹散るはるかより闇来つつあり
 滝となる前のしづけさ藤映す
 行き過ぎて胸の地蔵会明りかな
 風はるばると初雁の高さかな
 拈華微笑の日のさめてまた冬野かな
21 : 12 : 53 | 南風俳句会について | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

山口草堂

しんしんと銀河風吹く岩の道 草堂

山口草堂(やまぐち・そうどう)について紹介いたします。

南風俳句会の創始者。明治31年、大阪生まれ。
昭和7年、「馬醉木」入会、水原秋桜子に師事。昭和8年、「南風」を創刊。
昭和52年、第4句集『四季蕭嘯』にて第11回蛇笏賞受賞。昭和60年没。

句集に『帰去来』 『漂泊の歌』 『行路抄』 『四季蕭嘯』 『白望』 『山口草堂全句集』、随筆集に『春日丘雑記』。
『昭和俳句文学アルバム32 山口草堂の世界』(鷲谷七菜子編著)にその事績の詳細が記載されています。

「荒草堂」の異名をとり、精神性の高い雄勁な句を数多く残しました。

 鷲下りて雪原の年あらたなり
 露燦と俳諧やくざ恥多し
 木枯を押しつつむ大き湖明り
 涸瀧の巌にからみて落つるかな
 邯鄲の骸透くまで鳴きとほす
21 : 10 : 10 | 南風俳句会について | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

俳誌「南風」

俳誌 南風

俳誌「南風」は、昭和8年に山口草堂により創刊されました。
草堂の提唱した「生きる証の俳句」をモットーに、関西を中心として発展し、今年で創刊86周年を迎えました。
草堂のあとを鷲谷七菜子が受け継ぎ、その後、山上樹実雄が代表をつとめました。
現在は、村上鞆彦が主宰を、津川絵理子が会員投句欄の選者をつとめています。

月刊、毎月1日発行。定価1000円(税+送料込)。
見本誌をご希望の方は下記のアドレスにご一報ください。
1冊500円(税込)+送料、にてお頒けいたします。
(見本誌に振込用紙を同封してお送りします)

その他のお問い合わせも、お気軽に下記までお寄せください。
hayatomo_seto@yahoo.co.jp(村上鞆彦)
09 : 42 : 47 | 南風俳句会について | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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プロフィール

村上鞆彦

Author:村上鞆彦
南風俳句会主宰・編集長。1979年、大分県宇佐市生まれ。現在、東京・葛飾区在住。句集『遅日の岸』(第39回俳人協会新人賞受賞)。

★☆随時、会員募集中☆★
「南風」の見本誌請求(1冊500円 +送料)、お問い合わせ、村上へのご連絡は、hayatomo_seto@yahoo.co.jpまで。

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